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メディアに登場したホットな同窓生をご紹介(敬称略)
光畑 俊行 (昭和46年卒)

自然体験イベントを終えて


会場説明(光畑)
 一宮公民館での月一回、土曜日に「アウトドア」講座を、学校が隔週土曜日休みになった平成6年度から開催し、今年度で13年目に入りました。当時の公民館長は、私のボーイスカウト時代の隊長で、「土曜日に何か小学生のための活動はできないか」との要請を受けて始めました。空いてる時間を人のために使うことは、ボーイスカウトの精神ですから、「余暇の善用」(spare time activity)として、快く引き受けました。

 中学1年の時にボーイスカウトに入隊し、以来高校・大学生とこの活動を続け、就職もボーイスカウト日本連盟事務局でした。そこでは、子どもたちのプログラム開発、指導者養成訓練プログラムと広報・組織等のセクションを担当していました。また、ボランティアで新宿にあるボーイスカウトの指導者も引き受けていました。家庭の事情で、平成3年に帰郷後は学習塾を始めていました。

サツマイモ植え付け 一昨年植樹された森の中を歩く 今年3月に植樹した場所
今回植樹風景(ヤブツバキ)

 「アウトドア」講座は、文部科学省の「子どもの居場所作り」が提唱される以前からの活動です。小学生対象に、室内で遊ぶ傾向の強い子ども達にハイキング、野外料理、五感を使ったゲーム等を通じて、自然に親しみ野外で遊ぶ楽しさを教えています。過去に人気のあったイベントは、「ペットロケットの製作と打ち上げ」「竹トンボ・ケンダマ作り」「竹を使った箸御椀とそうめん流し」「料理コンテストでの焼きりんご、燻製でのベーコン、竹筒での炊飯、牛乳パックでホットドッグ」等々でした。子ども達は、食べるものをつくるとに凄く興味があるように思います。昭和50年卒の前原成美君もボーイスカウトの後輩でこの講座を手伝ってもらっています。

 今回は、アウトドアの活動は、会場を吉備の中山山麓としました。歴史の宝庫である「吉備の中山」の広葉樹の森が竹の繁殖で壊されているので、孟宗竹を切った所に植樹し元の森にかえそうという森つくりに協賛して、アウトドア講座を「森のキッズガーデン−吉備の森づくり−スプリングフェスティバル」と銘うって、桃やヤブツバキ約50本を植樹しました。また、孟宗竹の繁殖を防ぐため、畑を耕しサツマイモの植え付けも行ないました。
今井勉君のパンフルート演奏
 
 世界最古の楽器と言われる竹笛「パンフルート」奏者の今井勉君(朝日高校昭和58年卒)による演奏会もあり、アニメソングや「ふるさと」などおなじみの曲を披露してくれ、演奏の合間に楽しいトークを交え、和やか雰囲気でした。その軽やかな音色につられ、子ども達が森に歌声を響かせていました。

 最後に、全員で御餅を焼いて、ぜんざいを食べました。植樹ボランティアや、明誠学院高校ボランティアコースOGや在校生の方々の協力を得て成功裏に終了しました。


 秋には新たな植樹と、サツマイモの収穫及び植樹した木々の成長を見守るイベントを計画しています。
森を守っていくのは私たちの世代だけではありません。地球温暖化の問題もあり、次代を担う子ども達にも森の大切さを考えてもらうためには、実際に森に入って、植樹をし、成長を見守ることも必要です。また、自然の中で五感を磨く体験が大切なような気がします。
お餅を焼いて
記念撮影

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