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国内で活躍する同窓生(敬称略)
平田(神野)敬子 (昭和 52年卒)    兵庫県姫路市在住

国宝・姫路城の町から

現状はこんなんなってます・・・

 卒業して以来、母校とはすっかりご無沙汰しておりましたが、私のような者にも投稿のご依頼をいただきましたので、拙い文にしばしおつきあい下さい。

 高校時代の思い出というと、高校合格の余韻もさめぬ4月はじめに、旭川の桜満開の土手をうれしさいっぱいに登校したことが最も印象にのこります。今でも桜の季節には「あのわくわくした気持ち」を思い出します。

 特段目立つこともない生徒でしたが、赤いチャピィに乗って通学していたと申しあげたら、覚えていらっしゃる方がおられるかもしれません。

 卒業後は地元の大学で過ごしました。友人のほとんどが関西や関東に進学しましたので、その点では寂しく地味な学生時代でした。

 就職して3年間大阪に、結婚を機に8年を横浜で暮らしたのち、夫とともに姫路にやってまいりました。社会人になった長男と学生の次男(西宮に下宿しているのに年間10日ほどしか帰省しない)がおりますが、ほとんど夫婦2人きりの生活です。

 姫路名物といえば「国宝・姫路城」です。我が家はお城のすぐ北にありますので、歩いても行けます。お城の放送がよく聞こえます。

姫路市立美術館より お城を望む シートを覆う前の姫路城(平成22年)

 姫路城はただ今修理中で、昨年より工事用の囲いにすっぽりと覆われています。天守閣には入れませんが、他は通常どおりで、西の丸だけでも見ごたえがあります。

 工事中だけの特典(?)として、工事の櫓から天守の外壁が見学できます。エレベーターで一気に5層の天守の高さまで上がり、通常ならば鳥だけが見られる天守の大屋根が目の前にあります。

 展望ラウンジもあるので、こじんまりした姫路の街も一望できます。現在は瓦を取り替えているところで、てっぺんにそびえたっていた鯱が地上に降ろされて展示されています。さすがに大きいですよ。

 屋根の後は漆喰の壁と工事がすすんでいきますので、その時々でしか見られない景色があります。5年後には完了しますから、2度とないチャンスとして見学されてはどうでしょうか。

神輿と練り子たち

 また、姫路は祭りのさかんなところです。10月〜11月にかけて、各地で派手な神輿をかついでの祭りがおこなわれます。

 当地では小中学校の運動会が9月に開催されます。なんでこんなに暑い時節にするのだろう、運動会は10月だよなぁと、不思議に感じていたのですが、どうやら祭りとかぶらないようにしているのではないかと推測されます。

 神輿を激しくぶつけあう「灘のけんか祭り」が一番有名なもので、ご存知のかたもおられることでしょう。

 新幹線に乗れば、岡山→姫路はわずか20分。駅には無料のレンタサイクルがあり、お城の周辺の美術館・博物館・文学館・昭和の色濃い動物園をめぐることができます。

 11月にはグルメB1グランプリも開催される予定です。ふらりと姫路へおでかけになりませんか。 
 

   
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