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国内で活躍する同窓生(敬称略)
荒木 真子(昭和 28年卒) 福岡県筑紫野市在住

食と健康と人生

 福岡に暮らして三十年が過ぎました。岡山へは毎月のように行っていますが、昨年秋には閑谷学校にみごとに色づいている楷の木を、又県北の方に紅葉した山々の景色をゆっくり眺め、よき故郷を持っていることに感謝いたしました。七十一才になりましたが、健康で、家族も平凡ながら、平和な心で過ごさせていただいていることが、感謝いっぱいの毎日です。

 昭和20年6月29日、小学校五年生でしたが、岡山が空襲で焦土と化し、高いものが何もなく焦げ付いた街の西の空に真っ赤なとても大きく見えた夕日が沈んでいく景色は今でも忘れることはできません。

 朝日高校に入学でき、一年生の時は二女の校舎に、二年生のときは今の烏城公園に美しくなっている一中の校舎に、三年生の時は今の朝日高の校舎のある旧六高にと一年ごとに移転しましたが、先生も私の周りにいらっしゃった皆さんもとてもよい方ばかりで、健康で心も身体ものびのびとした高校生活を遅らせていただいたことが、よき私の人生の基本となっていると信じています。現在も朝日高は優秀な学校として、立派な卒業生を多く世界に送り出し続けていてくださることが、私の大きな自慢の一つです。当時の私たちは、先生を尊敬し、生徒同士の心も、素直だったと思います。毎日のようにニュースをにぎわし、びっくりさされる事件が次々に低年齢化していることが、日本の大変な方向に向かっているようで心配です。

 いつもお腹がすいていて貧しい食事の毎日でしたが、今の日本の食事はと考えさせられることが多いと思い、今私は食事の大切さを伝え、楽しく料理会をご縁のあった方々と、繰り返し行っています。皆様と楽しく、食事を考え直すだけでとっても健康になられ、美しく明るくいきいきと、そして家族の方々の健康をしっかり支えていく知識をもっていってくれるとっても嬉しい毎日です。海外にもよく旅行させていただいていますが、ヨーロッパもアメリカもオーストラリアも中国などアジアの諸国も(昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました...)ではなく、年を召された方々の多いことが目につきます。自分自身が健康で、家族を、又大切なまわりの方々も皆健康にと、その思いを一生懸命伝えて毎日を精一杯生きている今の私の生き方が大好きなのです。子供たちの未来が輝かしいものでありますように、心も体も経済も地球も健康でありますようにと皆で語り合い、学び合い、実行し合っています。

天満宮本殿と飛梅 心池の橋 九州国立博物館

 太宰府天満宮は近くです。九州国立博物館も新しく出来ました。とってもすばらしいです。ぜひ皆さま、九州に大宰府に来てください。私が案内させていただきます。

 健康は自分に与えることのできる最大のプレゼントである。健康は人生のすべてではないが、健康を失うと人生のすべてが失われる。健康は正しい食事から・・・今の私は「感謝」と「ありがとう」の言葉を心の中で繰り返し繰り返し思い、口に出し、家族やまわりの方々に、「ついている?」「ついているよ」と言い合っています。よかったら皆さまも、自分は運がよい、自分はついていると思って暮らしてくださるとうれしいです。皆さまもこれからますます輝いて人生をお送りくださいますよう心から祈りつつペンを置かせていただきます。


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