蓮華寺池公園（藤枝市）と鯉のぼり − １０年前に筆者がこの池に鯉のぼりを渡したのが始まり −
その作業中ボートから池へ転落。高校の修学旅行中、宮島の海にボートからボッチャンした再現となった。(~o~) |
| 岡山のえびめし、東京のえびめし |
| S48卒イケメン生徒会長 岡 恵一郎 |
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| 紅顔の美少年だった岡少年 |
一昨年、朝日高時代からの飲む、打つ、買う？の不摂生が祟って際どい手術を受けましたが、術前迷うことなく最後の晩餐に選んだのが「えびめし」でした。
私と「えびめし」の出会いは三十数年前の中学生時代にさかのぼります。和気郡の田舎から岡山に遊びに来た素朴で純心？な岡少年が天満屋の地下で初めて「えびめし」を食した時の感動は筆舌に尽くし難いものでした。下宿生活を送った朝日高時代にはすっかり病み付きとなりほぼ毎晩、京橋にあった「いんでいら」に通ったものです。日替わりランチが二百円、カレーや「えびめし」が百二十円だったのを記憶しています。仲間からは「えびめし」中毒だと言われたものです。大学は信州でしたがどうしても「えびめし」のことが頭を離れず、とうとう一年生の冬、岡山に帰省したときにあの特製ソースの秘伝を探るべく「いんでいら内山下店」に十日間アルバイトとして潜り込むことに成功しました。ところが、特製ソースは厳重な管理のもと、本店からその日に使用する分だけ運ばれて来て店長以外は近づくことも出来なかったのです。スパイ大作戦のトム・クルーズでも盗み出すことは不可能な徹底した防衛対策が採られていたのでした。
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| えびめしでこんなに育ちました！ |
静岡に移り住んでからも「えびめし」への渇望は、ますます募り、岡山から訪ねてくる人へは必ず「えびめし」のおみやげをおねだりしたものです。そしてついに毎日でも食べたい私は静岡の有名料理人を動員して勝負に出ました。「えびめし」を食べてもらい秘伝ソースのレシピを解き明かした人には賞金を出すことを決意したのです。山の上ホテルの元料理長やフランス料理のシェフ達がチャレンジを繰り返しましたが結局同じ味は出せませんでした。
そんな時、遊びに来た東京在住の同級生が知らせてくれた情報が、東京にも「えびめし」があるというものでした。静岡から東京へは「ひかり」で一時間、十分日帰りで食べに行くことが出来ます。早速彼ら（榊原謙、石原徹、高橋邦彰、岡添良子）を威して静岡からの帰りに「いんでいら赤坂店」に派遣しました。なんとまさに「えびめし」だったのです。
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| 東京赤坂のえびめし |
術前の話に戻りますが最後の晩餐の注文を受けてくれたのは岡山の「いんでいら」ではなく東京の「いんでいら」でした。事情を知って赤坂店の美人店長が作りたてを冷凍してクール便で送って来てくれたのです。ほんとうにうれしかった。届いた「えびめし」を口に運ぶ時、涙が出て来ました。岡山は何だかんだ理由を付けて結局送ってくれませんでした。手術は無事成功し体力が回復した時、一言、お礼を言いたくて赤坂店に行きました。そしてまた作りたてを、感動に包まれながら同行してくれた石原や高橋、逢沢（副大臣）達と食したのです。ついでに店にあったすべてのアルコールがタンドリーチキンと共になくなってしまいました。目出たし目出たし！今ではこのクール便で届いた岡山と東京の「えびめし」が我が家の冷凍庫でご主人様を待ってくれています。ただし、岡山の「えびめし」は友人や母親がラップして送ってくれるものです。
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| 岡山のえびめし |
さて、ここで岡山と東京の「えびめし」を少し解説しておきましょう。東京のものがまさに「元祖えびめし」です。四十年前に岡山から上京して渋谷の「いんでいら」で修行した出井青年が岡山にその味を伝えるべく同じ名前の店を出したのが、岡山の「いんでいら」のはじまりです。メニューもほぼ同じでした。
東京の「えびめし」は岡山のものよりかなりスパイシーでカレー風味が強く、エビも大きくゴロゴロ入っていますが都会的な味です。多分、岡山の味は田舎風にアレンジしたのでしょうか？岡山のはエビも時々、捜さないとみつからない時もある位、少ないですね。値段も東京は千円ですが岡山は半値です。私はどちらも好きですが、一つ選べと言われたら昔から馴染んできた岡山を選んでしまいそうです。赤坂の美人店長さんごめんなさい。ぜひ「えびめし」ファンの皆様は一度食べ比べてみて下さい。結果を知らせてください。
最後にお願いが一つ、この文章を読まれた岡山在住の優しい優しい同窓生の皆様、「いんでいら」に行かれた際はぜひテイクアウトの「えびめし」を買って冷凍して送って下さい。現在、在庫が少なくなって不安な日々を送っています。私を助けてくれー！イケメン生徒会長に愛の手を！ おしまい。 |
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