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| 竹林 康雄 （自宅庭にて） |
岡山からは地球の裏側に近い、中米コスタリカに赴任して丸8年になろうとしていま す。
インターネットのお陰で、まるで西大寺―倉敷間の感覚でコミュニケーションできる、本当に便利な世の中となりました。
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| 通称トレスマリアス火山 |
岡山市と姉妹都市でもある首都サンホセは、雨季と乾季はあるものの、高原の爽やかな気候に一年中恵まれ、北米からの年金生活者を中心に、かなりの外国人が移り住んでいます。
当地は、家族以外他人を簡単に信用しない自己中心的発想が基本になっていて、打ち合わせ通り、また時間通りにも物事の進まないことが多いラテン社会です。法曹関係者が100ｍおきに住んでいる、と言われるほどの訴訟社会で、公証制度も社会の隅々にまで行き渡り、何事にも手続きに書類をたくさん要求される毎日です。
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| 国旗 |
と言いながらも、その枠組みの中で、我々外国人は、ラテン文化を尊重しつつ、逆に楽しんでしまうしたたかさを学んでいると言えます。すなわち、見方を変えれば、他人を信用しないのは「強い絆に裏付けされた家族関係と外敵への防御本能」であり、また自己中心というのは「個人の権利（人権とか）へのあくなき追求」でしょう。
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| 民族舞踊 |
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こんなのんびりした時間の流れる世界でラテンボケを楽しみつつ、健康な生活の送れることは、この上ない幸せです。
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