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懐かしい弓道場 |
母校散策 |
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座談会で挨拶 |
サイン入り著書の目録贈呈 |
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生徒と質疑応答−報道各社も取材に訪れた |
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作家の小川洋子さん(昭和55卒)が本校を訪問、著書の寄贈・在校生との座談会をされました。
芥川賞作家で、ベストセラーとなり映画化もされた「博士の愛した数式」の著者である小川さんの活躍は周知のことと思います。小川さんに、在校生と交流の機会をつくってもらえるようお願いしたらという話は昨年からありましたが、御多忙ということもあり延び延びになっていました。新校舎・新図書館の完成を記念して再度お願いしたところ、快諾していただき実現の運びとなりました。
当日は、午後2時に来校いただき、柴岡校長への表敬と懇談の後、一部ですが新校舎も見ていただきました。続いて現図書館では、在校当時の本を手にとり、保存してあった「本郷洋子」(小川さんの旧姓)の貸出カードを懐かしそうに見ておられました。同窓資料館では、恩師の後神俊文先生のご子息で、現在本校勤務の後神泉教諭の案内・説明を受けられました。また、弓道場にも足を運ばれ、当時を懐かしんでおられました。
15時50分からは、著書の贈呈式・座談会に臨まれました。まず、「博士の愛した数式」から谷崎潤一郎賞を受賞された「ミーナの行進」まで16冊のサイン入りの著書を寄贈していただき、生徒代表に目録を贈呈されました。生徒との座談会は、生徒からの質問に答えていただく形で進められました。「作品のアイディアはどこから?」「初恋の人は?」など、生徒からの活発かつ生徒らしい質問にも、率直に、またお人柄をうかがわせるような丁寧なお話をしていただきました。(ちなみに初恋について質問した生徒の保護者は、本校の卒業生で小川さんと同学年です。)終了後は、サインをお願いする生徒の行列ができましたが、最後まで応じてくださいました。
夕刻からは、岡山在住の同期生と恩師の先生方で、ささやかな「囲む会」が開かれました。会うのは卒業以来という人も多く、在校当時の思い出から現況まで、話はつきることがなかったようです。
小川さんのますますのご活躍をお祈りし、また生徒の中から文学に志を持つものが一人でも出ることを願っています。
(朝日高校教諭 高原昭彦)
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