大講堂で創立131周年記念式典が行われました。
その後、平松敏男氏(昭和42年卒)による記念講演「生涯青春・生涯成長」がありました。
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記念式典 |
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祝辞 |
PTA会長 宇佐美 英司(昭和47年卒) |
朝日高校創立131周年記念式にあたり、PTAを代表して祝辞を述べさせていただきます。
この131年間にわたり、本校が、数多くの卒業生を送り出すことができたこと、そして、その卒業生の皆さんが、それぞれ、実社会で大いに活躍されていることは誠に喜ばしいことです。
本校が、そのような役割を果たし続けてこられた根底には、まさに本校の気風があると思います。
それは、温知学校、岡山中学校、一中、朝日高校と、その名称と学舎の所在を変えながらも131年に亘って受け継がれてきたものだと思います。
毎年毎年、それぞれに志を持った生徒の皆さんが入学し、その志を正面から受け止められる熱意ある先生方との間で、また、生徒の皆さん相互の関わりの中で培われた気風、すなわち、生徒の皆さんの自分自身の力はもとよりでしょうが、先生方からの大きな支援、生徒の皆さん相互の切磋琢磨、それらをあわせた総合力を力として、目の前の課題に能力と熱意を集中させて、その課題を達成しようとする姿勢、そして、そういう姿勢が支持され尊重されていること。それが、本校の気風になっていると思います。
勉学の場のみならず、部活動、朝日祭、体育祭と、生徒の皆さんが、与えられた場で、全力を尽くして努力されている姿を見ると、本校の気風が脈々と受け継がれていることを感じます。
私は、この講堂に来させていただくたびに、暗く古びた佇まいでありながら、何か、ピーンと張り詰めたような雰囲気に心惹かれますが、それは、いつも、生徒の皆さんや先生方がおられるときです。皆さん自身がこの朝日高校で日々を過ごすうちに、皆さんの中に染み込んだ本校の気風が、この場を満たす爽やかで、厳かな緊張感の源泉になっているのだと思います。
今現在皆さんが使われている校舎の一期生として、私も高校生活を送っておりました。それが40年余の年月を経て取り壊されることとなり、新しい校舎が建築されました。一抹の寂しさを感じつつも、この節目のときを迎え、古いものに囚われることなく、皆さん一人一人が本校の気風の主役として、また新たな伝統を作っていかれることと、大いに期待いたしております。
過去131年の先輩方のさまざまな志に思いをはせ、その歴史を確認して、永く引き継がれてきた気風をしっかり受け継いでいっていただきたいと思います。そして、現在の自分の位置を知り、将来に思いをはせる機会として、この記念日を位置づけていただきたいという思いをお話して、祝辞とさせていただきます。
ありがとうございました。
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