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| 総合学習「司法制度を体験しよう」実施について 高原昭彦（昭和５５卒） |
「総合的な学習の時間」の一環として１２月１５日から２２日の４日間、課題研究の講座が１６講座実施されました。
「司法制度を体験しよう」はその１つで、選択した生徒は３５名です（担当 高原昭彦）。
この講座の目的は刑事裁判傍聴、模擬裁判劇視聴と裁判員体験、法科大学院での模擬授業等を通して生徒が司法制度や司法制度改革を体験的・総合的に学び、合わせて進路選択に役立てるというものです。
１５日は裁判員制度を扱ったドラマ「決めるのはあなた」を視聴し、弁護士の則武透氏（昭和５５卒）から講義を受け裁判員制度について学習しました。
１７日は岡山地方裁判所において刑事裁判を傍聴し、現在の司法制度の一端に触れることが出来ました。
その後、裁判官・司法修習生との交流、裁判制度についてのビデオ視聴をおこないました。
弁護士の秋山義信氏（昭和４４卒）・田中照章氏（昭和５３卒）のお二人に解説講義や裁判所との連絡調整等大変お世話になりました。
１９日がマスコミにも多数取り上げられた模擬裁判です。岡山大学法友会に依頼して上演した模擬裁判劇を生徒が視聴し、その後３グループに分かれて裁判員としての評議・評決を体験しました。
評議での裁判官役には則武氏、田中氏に加えて弁護士の横田亮氏（昭和５８卒）や裁判劇での裁判官役を務めた藤原弥都さん（平成１５卒）にお願いしました。
また、劇上演にあたっては佐藤ちひろさん（昭和１５卒）が連絡等のお世話をしてくれました。
評議では生徒からなかなか鋭い質問も出て講評でも高く評価されました。
また、生徒からも「深く考えさせられた」といった感想が寄せられました。
２２日には、岡山大学で来春開設される法科大学院の助教授の榎本康浩弁護士から、法科大学院についての講義と「法曹倫理」を取り上げた模擬授業を受けました。受講生徒の７、８割は法学部志望ですので自分の将来を考える良い機会になったようです。この日も新聞に紹介されました。
この講座は卒業生の協力なしには実施できなかったと思われます。深く感謝する次第です。
また、生徒たちの思考力や積極性には感心させられます。
この経験を学習や進路選択に生かしていってもらえたらと願っています。 |
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