今年も恒例の「寄ってみん会」の新年会が岡山駅近くのホテルで開催された。全国に散らばっている卒業生＜昭和４３年春、母なる川「朝日高校」を巣立つた同期生＞の回帰の集いであつた。近況を語り、懐かしい歌を唄い、互いの「古巣」を回顧する宴会であつた。

　高校在学中の３年間は難解な教科に悩まされ、又、自分の未熟さを嘆き、不安と屈折の季節の中で、然程楽しく居心地の良い処ではなかったと記憶している。又、机を並べていた学友とも懇意に話合った事も少なく、どちらかと言えばつらい思春期であつた。

　が然し、あの蒼い「朝日高」の３年間を慕い、集まるのは何故だろうか？　やはり，我々の遺伝子に「朝日」の因子をプログラムされ、組み込まれた所為だろうか・・・

　まだ「寄ってみん会」に参加されていない友よ、是非一度、帰巣本能に従って、自分の古巣、ルーツを探しに寄ってみられては如何？一緒に母なる川「朝日」に回帰してみよう。

　平成２４年　新春　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡本典男　記